んちゃ。
前回の続きです。
前回はマッサージのことを書きましたけど、今日もマッサージに関することを。
前回の記事を読んでない方は、コチラ。

ほとんどの日本人は、マッサージ、あん摩・指圧は、その場しのぎの
癒し
だと思っていることでしょうねぇ。
でもそれ、全然違いますからね。
あん摩は現代医学でも発見できない未病を治す。
本来、マッサージや、あん摩・指圧は、未病を治す、体質改善、免疫力の向上といった、予防医学に長けているんです。
現代医学ではワクチン注入や、健診での疾患の早期発見が予防医学とされてますけども。
あん摩・マッサージは、健診で異常がなくても、身体の不調(未病)を治していくんです。
例えば。
なんとなく身体が重い。
頭痛が続く。
胃腸の調子が悪い。
最近、肩や腰が凝る。
背中が痛い。
眠りが浅い。
食欲がない。
そういった不定愁訴を放っておくと、いずれ病に繋がっていくわけです。
肩が凝る、背中が痛いなんていうのは、単なる筋疲労だと考えちゃうでしょう?
実は、筋疲労だけが原因ではないんですよ。
内臓が疲弊したり、炎症を起こしていると、筋肉は硬直します。
例えば、胃炎を起こしている場合。
それほど自覚症状がなくとも、胃炎を起こしている人のほとんどは猫背になっています。
どうしてかというと、胃を保護するために自然と前屈みになっちゃうんですよね。
なので、そういった人は姿勢を正すと、胃が張って痛がります。
内臓の不調も、筋肉やツボと呼ばれる経絡に痛みやコリとして現れるんですよ。
それも、現代医学の検診では異常がない場合でも。
あん摩・マッサージは体に激的効果
あん摩・マッサージを施すことで、身体に一体どういう効果をもたらすかというと。
全身の血の巡りを良くさせます。
血の巡りが良くなると、血液は各臓器に行き渡ります。
血液の栄養成分が臓器に行き渡るので、臓器が活発に動き出します。
脳内麻薬とも呼ばれている神経伝達物質、βエンドルフィンが出てきます。
戦闘モードである交感神経が、リラックスした状態の副交感神経に切り替わり、心も身体もリラックスします。
交感神経から副交感神経に切り替わることで、全身の筋肉も緩んできます。
副交感神経に切り替わった身体は、臓器が活発に動き出し、しかも強制的に筋肉を揉まれたり押したりされるので、十分に臓器に血液が行き渡ります。
腎臓は活発に活動し、いつも以上に体内の老廃物を体外に出すようになります。
つまり、デトックス効果です。
もちろん、肝臓や胃腸も活発に活動するので、解毒や消化なども亢進します。
血の巡りが活発になると、エネルギーの消費もアップします。
凝り固まった筋肉をほぐすことで、足や腕の可動域がアップします。
可動域が上がると、身体が動きやすくなり、歩幅や腕の振り方も変わっていきます。
つまり、マッサージはダイエット効果にも繋がっていくわけです。
マッサージをした後、とてもお腹が空くことがよくあるんですよ。
それは血の巡りが良くなり、臓器が活発に動くようになって、エネルギーを消費したからです。
血の巡りが良くなり、臓器が活発に動き出すと、体温が上がってきます。
体温が上がるとどうなるかというと、免疫細胞が活発に動き出します。
つまり、マッサージは自己免疫を高めることにもなるんです。
いかがです?
あん摩やマッサージの効果って、けっこうすごいでしょ?
薬や器具を一切使わないので、多くの人はそんな効果があるとは思えないと思うでしょうけどねぇ。
これはマッサージを受けた人でないと分かりません。
疾病予防のマッサージが保険適用とならない理由
先ほど、あん摩・マッサージは未病を治すと書きましたけども。
1回の施術でも、身体の重だるさや、痛みの軽減、または消失、爽快感、気分の高揚といったことが実感できると思います。
でも。
マッサージやあん摩は、定期的に受けることで、本来の効果を発揮するんですよねぇ。
あん摩・マッサージは、施術を受け続けることで体質改善をし、心身ともに元気にしていくのです。
1回の施術で体質改善して、数ヶ月も何年も元気でいられるというわけではありません。
週に1回、2週に1回の施術を受ける続けることで、最大の効果を発揮することになります。
なので、あん摩・マッサージは、お金がかかってしまうことがネックなんですよ。
日本ではマッサージ、あん摩・指圧の施術は、ほとんどの場合、健康保険が適用されません。
医師が同意した場合のみ、医師が指定した部位だけは保険適用になりますけど。
それもほとんどの場合、高齢者。
筋拘縮や筋麻痺のある人たちが対象です。
最近の日本の医療界は、予防医学、予防医学と言ってますけど。
疾病予防のためのマッサージや、疲労回復のマッサージには、健康保険は全く使えませんの。
なーんか、おかしいですよねぇ。
でも。
日本の医療界も、厚労省も、製薬会社と医師会に牛耳られてますから。
なんとなく察しはつきますでしょ?
しかし。
海外になると話しは別になります。
海外ではマッサージや鍼灸を保険適用としてる国は結構あるんですよね。
台湾や中国では、中医学が国からも認められているので、東洋医学に基づいた診療所があります。
なので、そこの診療所に行けば、漢方や鍼灸、あん摩の施術も保険適用になるんですねぇー。
ヨーロッパではマッサージを医療として認めていて、病院でもマッサージを施しています。
もちろん保険適用。
それに比べて、現代医療にしか保険適用を認めない日本って、どれだけ医師会と製薬会社の力が強いかがよく分かるでしょう。
もし、日本でマッサージが保険適用になれば、多くの人が利用するでしょうね。
1回、1500円くらいで全身マッサージを受けられたら、週1ペースで行っちゃうでしょう。
下手したら、週2ペースで行く人もいるかもしれませんねぇ。
マッサージで日本の健康保険を使われたら、どこが怒るかわかります?
もちろん製薬会社と医師会。
なので、この先もマッサージが誰でも保険が使えるようになることはないでしょうなー。
身体が痛いなら、鎮痛剤。
身体が疲れているなら、ビタミン剤。
病気予防には、ワクチンと検診。
病気が見つかればお薬どうぞ。
これが日本の医療界なんですわ。
日本の医療は現代医療が当たり前になってしまっているので、国民も、まさかあん摩やマッサージ、鍼灸が疾病予防になるとかは、思いもつかないでしょう。
日本人は医師会と製薬会社の洗脳に、見事どっぷりハマってしまっているのです。
長くなってきたので、またここで切りますね。
また次回もマッサージのお話しです。
ということで、
ぐわしっ!!